6月18日、夜10時ついに…最終回が始まったわけですが。開始早々切なすぎて、最終回さすがです。では、くる恋 最後のレビュー行ってみます。
あらすじ
律と再び付き合い始めたまことは、「楽しそう」にデートをしていました。楽しませようとしてくれる律への罪悪感を感じながら。記憶が戻り、律との事を公太郎に話すまこと。公太郎は「まことが幸せならそれでいい」と告げ、もう会わないと宣言する。公太郎からの別れの言葉にまことはふいに涙を流す。それでも、「いるべきところに戻っただけ」と自分に言い聞かせるよう歩き出します。
その後、律の会社に観葉植物を届けに行った公太郎は、まことが事故にあった日に律が着ぐるみを着てお花見の会場にいた理由を知るのです。その真実は関係性をくるりと変えるものでした。
事故当日のことだけがどうしても思い出せずにいたまことは、事故現場へやってきます。そこへあらわれたのは…。 一体あの日、何が起きたのか? そして、全ての記憶を取り戻したまことが選ぶ恋の相手は誰なのか? 全てが明らかになる。
感想
ついに終わってしまいました。まずはこの一言に尽きます。完全にロスです。公太郎ロスです。
ラブコメでありながらミステリ要素がふんだんに詰め込まれた完全オリジナルストーリーに完敗です。今期、記憶障害系の設定が入ったドラマが被りを見せストーリー展開が明暗を分けてきたわけですが、我らが「くる恋」は評判良く概ね納得の展開でラスト綺麗にまとまって終わっていただき本当に良かったな、ありがとうございますという気持ちです。観ていないドラマもあったので、偉そうなことは言いません。ただ単純にくる恋にドはまりしたというハナシでございました。さて、今回最終回を迎え、無事全ての謎が明らかになり伏線も回収されたのですが、誰も悪者じゃなくて良かった!!!!それだけで満足だったわけです。ミステリ要素濃すぎな不穏な表情に不安にさせられ、考察しまくりでしたが、無事解決して下さり、めるる(まこと)がちゃんと受け止めてくれるラスト。ありがとう。本当にめるるが可愛すぎて、ありがとう。ある媒体でのインタビューでプロデューサーの方が生見さんをヒロインにキャスティングした理由に「3人の男性に言い寄られても嫌味に見えない方」と話されていて、納得しました。確かに、生見愛瑠さんならOKです。(偉そう)
そして、なんといっても大優勝が瀬戸康史さん。ハッピーエンドだった事も加点ポイントですが、本当に素晴らしい演技でした。表情、声色、仕草、すべてが満点でした。(個人の感想です)さらに、プロデューサーさんのインタビューで語られたあの名シーンの秘話がありました。9話で全視聴者が沸いたあの「花びらキス」実は、一部瀬戸康史さんのアドリブだったんだそう!花びら越しのキス→その花びらをどうするか、となった時に公太郎がスッと引き取っていくスタイルになったのは瀬戸さんの意見が反映された形で、間違えればおかしなシーンにもなり得るところを綺麗に描かれたのは瀬戸さんの技量で間違いないかと。
しかし、このドラマそれぞれの役が本当に素晴らしかったと感じております。めるる演じるまことが、記憶をなくす前は誰からも嫌われないよう無難に生きてきた姿は多くの女性が共感されたと思います。目立たないように、嫌われないように。本当の自分らしさなんてものも分からないまま過ごしていたんですよね。そんな時に出会った公太郎さんに惹かれ、頑張っていたんですよね。嫌味なく「まこと」を演じきった生見愛瑠さんが大好きになりました。そして、律。まことの真っすぐで強く素敵な大人のまことに惹かれ恋した律。振られてヘコんでる社長、可愛すぎ!律は元カレなんだろうと予想はしていましたが、振られていたんですね。忘れられなくて、もう一度振り向いてもらいたくてって。切なすぎて、可愛すぎて。記憶が戻ってからのまことと過ごす律は分かっていながらも、もう少し、もう少し…と思っていたんでしょうか。いじらしい年下男子の強がりにもらい泣きしてしまいます。自称友達、で、ただの同僚、からの友達昇進の朝日。あの事故現場で現れて記憶戻るところでは、うわ~やめて~と思いましたが、まことがちゃんと理解してわかってくれて、ちゃんとまとまるのありがとう。最終話で一番ほっとした瞬間でした。確かにその行動は怖い!が、仕方ない。優しすぎが故の間違いで、まことも記憶なくなる前はこじらせてる系だったんだって。そんな結果があの事故で、そのおかげで偽りのない自分に出会えて、運命の相手とも結ばれて、”くるり”でしたね。
ラスト、植物園に来られた二人。めるるのビジュが良すぎて驚き。美しすぎる二人のデートは眼福でした。まことは指輪作ってきてはめてあげちゃって、公太郎はバックハグで「好きだよ」って。え、優勝。
本当にありがとうございました。
それと、個人的に伏線回収で感謝したいのが、リングショップ店員の早坂君が、以前、美緒ちゃん(公太郎推しの幼稚園児)が店を訪れた際に不思議な顔をしていた事。
まことが最初に指輪を作りに訪れた際に、「一番年下の友達に協力してもらった」と指輪のサイズ確認のためにおもちゃの指輪を持ち込んだことを思い出し、美緒ちゃんがその”友達”だったんだと気づいたというシーン。もう少し早く気づいていればね!!笑
これがその指輪だったんですね…。
最終話 個人的ベストシーン
最終話で個人的にベストシーンだったのは、律がまことに振られ泣くシーンですね。
この涙に全て詰まっていると思うと、泣けてきます。
今までよく頑張ったね。
「辛いけど、忘れたいとは思わない。楽しかったし、つまんない友達できたし~(泣」(朝日の事)可愛すぎだな。
そんな律にブランケットを掛けてあげる朝日。やっぱりブランケット男子だったー。
ベストシーンなんてたくさんあります。すべてベストシーンでしたよ。ちゃんと終わらせて下さり本当にありがとうございますです。律が最初に振られたのは何故だったのかは、明らかにされていませんよね…。もしかしたら、公太郎さんに出会ったからなんでしょうか…。
おわりに
2024年4月9日TBS火曜ドラマ「くるり~誰が私と恋をした?~」が放送開始され、全11話、約3か月。ラブコメでありながら、ミステリ要素を含んだオリジナルドラマ。毎話、キュンとドキドキハラハラ。そして考察する日々。もちろん全話リアタイ視聴という気合の入り具合で追いかけて参りましたが、本日最終回を迎えました。
ロスです。
共感いただけますでしょうか。度々、ドはまりするドラマに出会うのですが、今回も日々に色どりを与えてくださる作品に出会えました。ありがとうございました。
キャストさん全員、大好きです!!さらに言わせてもらえば、個人的には丸山礼さん演じる香絵さん視点のアナザーストーリーや、朝日、律のその後を描いたストーリーを期待します!
そして、このレビューブログに目を留めていただいた方も本当にありがとうございます。共感していただけたなら嬉しい限りです。
また、何かのドラマ、映画、本、漫画etc…様々な場面でレビューをかいていきたいとおもいますのでよろしくお願いします。